30日(日)福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞(GIII)に出走予定のナンシーシャイン(牝3 美浦・岩戸孝樹)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●ナンシーシャインについて岩戸孝樹調教師
「桜花賞は、こちらが予想していたよりも馬が落ち着きすぎて、位置取りが思ったより後ろになってしまったのが誤算でした。毎回全力で、能力を出し切ってくれる馬ですから、位置取りがよければ...というところはあります。桜花賞後はオークスやNHKマイルCという選択肢もありましたが、桜花賞で目一杯の仕上げをしていましたから、リフレッシュを図ってこのレースに目標を切り替えました。馬体もそうですが、気持ちもガス抜きができました。予定通りの調整で、いい状態にはもってこれました。
今回から、坂路に加えてウッドチップでの調教も取り入れています。先週日曜の時点で仕上がったので、今朝は確認程度で。いい動きでした。1800m仕様の仕上げをしてきたので、学習能力の高い馬ですから距離にも対応してくれると思います。
このレースが開幕週であるということも含めて、目標にしてきました。持ち味はスピードですから、行く馬がいなければ行ってもいいし、自在な競馬は出来ると思います。毎回、全力で走ってくれる馬ですし、力を出し切ってくれれば結果はついてくると思っています」
(取材:小塚歩)
提供:ラジオNIKKEI