24日、園田競馬場で行われた兵庫ジュニアグランプリ(2歳、交流G3、ダート1400m・1着賞金2500万円)は、池添謙一騎手騎乗の3番人気プライドキム(牡2、栗東・池添兼雄厩舎)が、好位追走から3角で早め先頭に立つと、同じく3角で進出していった5番人気レッドペガサスに5馬身差をつけて圧勝。勝ちタイムは1分28秒1(良)。1番人気クロウキャニオンは、好位を追走したものの直線伸びず、2着からさらに3/4馬身差の3着に、2番人気エイシンアスワンは道中先団につけたが4着に、それぞれ敗れた。
勝ったプライドキムは、父アフリート、母ステファーナ(その父リアルシャダイ)という血統で、伯母にシスティーナ(牝15、父サクラユタカオー、95年京都牝馬特別-G3)がいる。デビュー戦(札幌・芝1200m)では9着に敗れたものの、初ダートとなった2戦目(札幌・ダート1000m)では6馬身差圧勝し、初勝利を挙げる。続く3戦目(2歳500万下・芝1200m)も快勝し臨んだデイリー杯2歳S(G2)では13着と大敗していた。重賞初制覇で、通算成績5戦3勝。
鞍上の池添謙一騎手、管理する池添兼雄調教師共に同レース初制覇で、6年連続JRA勢の勝利となった。