2度目の重賞奪取に執念を燃やす
フレールジャックが、栗東DPで伸びのあるフットワークを繰り出した。5F72秒1-40秒3-12秒4。ラップが示す通り、大きな負荷をかけることが目的ではなかった。
「先週、先々週としっかりやっていますからね。イレ込むことがないように馬なりで。落ち着きもありますし、いい感じできていると思います」。もう攻める必要のない仕上がり。担当する田代助手は、そう話した。
デビューから3連勝でラジオNIKKEI賞を射止めたのは、2年前の夏。その後はオープンで好走しながらもタイトルとは無縁だ。「折り合いさえつけば、もう少し切れてもいいはず。何とかここで賞金を加算しておきたいですね」と2年ぶりの重賞制覇へ力を込めた。
シャイニーホークは栗東坂路で
キラウエア(6歳オープン)とラスト2F重点の併せ馬を行い、4F53秒4-38秒9-12秒5。「ハロー(馬場整備)の前の馬場が悪い時間帯で、この時計は速い」と橋口師はうなずく。「前走(米子S4着)は、前に壁をつくれずに行きたがったのが敗因。良馬場で折り合いがつけば重賞でも通用する」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ