1番人気のディープインパクト産駒サトノフェラーリ(牡、美浦・藤沢和)がセンスあふれる走りで2馬身半差の快勝劇を演じた。好ダッシュからスッと2番手を確保し、各馬が行きたがる緩い流れでも折り合いはピタリ。直線に向いて鞍上の北村宏がゴーサインを送ると、逃げた4番人気のウェーブゴールド(2着)を楽々とかわし去り、最後は手綱を緩める余裕を見せてゴールした。勝ちタイムは1分53秒8。さらに首差の3着は2番人気のカアナパリビーチ。馬群での競馬で追い出しを待たされたが、鋭く伸びて素質は示した。
馬名通りの高性能ぶりに、北村宏は「芝の実戦で良さが出た。4角で仕掛けた時にスッと反応して、いいストライドで伸びた」と大満足の表情。次走は札幌2歳S(8月31日・函館、芝1800m)になりそうだが、その前にコスモス賞(8月10日・函館、芝1800m)を挟む可能性もある。
提供:デイリースポーツ