福島テレビオープンは9番人気の低評価をあざ笑うかのように、大外に持ち出して豪快に差し切ったシルクアーネスト。「輪乗りでメンコを外して、行きっぷりが良かった。馬場の内めが悪いと(宮崎)ジョッキーと話していたが、うまく乗ってくれたね」と坂井助手は振り返る。昨年の同レースは12着に敗れているが「左回りは悪くないので、時計がかかるようなら」とポイントを挙げた。
レッドスパーダは10年の東京新聞杯以来、3年6カ月ぶりの重賞Vを狙う。前走のパラダイスSは58キロを背負って完勝、復活のノロシをあげた。「上手に競馬をしてくれた」と藤沢和師は振り返る。「7歳でも若い。マグナーテン(01、02年の関屋記念を連覇)同様、左回りのマイルはいいはずで、時計勝負も歓迎」と新潟で4戦全勝だった過去の管理馬とイメージを重ねていた。
提供:デイリースポーツ