流れに乗って早め先頭、レッドスパーダが3年半ぶりの重賞制覇/関屋記念

2013年08月11日 15:52

 11日、新潟競馬場で真夏のマイル重賞・関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)が行われ、道中はややゆったりとした流れの単独2番手を追走していた北村宏司騎手騎乗の4番人気レッドスパーダ(牡7、美浦・藤沢和雄厩舎)が、659mを誇る長い長い直線の入り口で早々と先頭に躍り出ると、ゴールまでその脚鈍ることなくそのまま粘り込んで、後方追走からゴール前一気の伸び脚で追い込んだ1番人気ジャスタウェイ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)に、最後は1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒5(良)。

 さらにハナ差遅れての3着に、内からじわじわと脚を使って上位争いへ浮上した3番人気レオアクティブ(牡4、美浦・杉浦宏昭厩舎)が入った。

 なお、2番人気ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)は粘れず態勢不利の4着、5着には直線半ばで見せ場を作った9番人気ワイズリー(セン5、栗東・松元茂樹厩舎)が入って掲示板は確定した。また、8番人気ナンシーシャイン(牝3、美浦・岩戸孝樹厩舎)は4コーナーを回ったところで故障発生、競走を中止している。

 勝ったレッドスパーダは、父タイキシャトル、母バービキャット、その父Storm Catという血統。3年半前、4歳時の2010年の1月の東京新聞杯(GIII)では、後のGI馬エーシンフォワードらを下すなど、若いときから芝のマイル戦線を中心に活躍してきたが、その後は脚部不安などで順調に使えずに大半を休養に充てる日々。しかし、前走・パラダイスS(東京芝1400m)で久々の勝利を飾ると、真夏の新潟でもそのスピードを如何なく発揮し、完全復活を思わせる2度目の重賞制覇で通算6勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆レッドスパーダ(牡7)
騎手:北村宏司
厩舎:美浦・藤沢和雄
父:タイキシャトル
母:バービキャット
母父:Storm Cat
馬主:東京ホースレーシング
生産者:下河辺牧場
通算成績:20戦6勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2010年東京新聞杯(GIII)

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