16日、笠松競馬場で第42回くろゆり賞(3歳上・ダ1600m・1着賞金250万円)が行われ、1周目の正面スタンド前では先手を取り切った尾島徹騎手騎乗の1番人気ドリームカトラス(牡6、笠松・伊藤強一厩舎)が、ゴールまでその脚衰えずに逃げ切り、中団待機策から内を突いて脚を伸ばした9番人気エイシンダッシュ(牡7、笠松・伊藤強一厩舎)に、3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分40秒9(良)。
さらに1馬身差の3着に、8番人気ドリームスカイラブ(牡8、笠松・伊藤強一厩舎)が入った。なお、2番人気ミヤジチョビ(牡4、愛知・今津勝之厩舎)は4着、3番人気タッチデュール(牝4、笠松・笹野博司厩舎)は7着にそれぞれ敗れた。
勝ったドリームカトラスは、父デュランダル、母ゴールドリーフ、その父ダイナガリバーという血統。2010年1月に栗東・佐々木晶三厩舎からデビューし、芝のマイル路線で5勝を挙げてオープンで活躍していたが、今年の春から笠松へ移籍。デビューから区切りの30戦目で重賞初制覇を挙げた。
なお、このレースでは、発馬後に勝ち馬ドリームカトラスが先行争いで内へ大きく切れ込んで斜行し、結果的に内側の各馬が大きな被害を受ける危険なシーンを誘発してしまったが、レース後は2013年4月から採用された現行採決ルールに則る形でそのまま確定となっている。
【勝ち馬プロフィール】
◆ドリームカトラス(牡6)
騎手:尾島徹
厩舎:笠松・伊藤強一
父:デュランダル
母:ゴールドリーフ
母父:ダイナガリバー
馬主:山下定良
生産者:ビッグレッドファーム
通算成績:30戦7勝(JRA24戦5勝、重賞1勝)