長い直線で横に広がっての攻防は上位3頭の写真判定の末に、6番人気のケンブリッジベスト(牡、栗東・森)が制し、新種牡馬の父ヴィクトリーに初勝利をプレゼントした。勝ちタイムは1分53秒1。道中はハナを奪った7番人気サムソンズシエル(5着)を見ながら2番手を追走。残り600mで抜け出して最後までリードを守り切った。頭差の2着は15番人気のボールドジュニア、さらに鼻差の3着には5番人気のタイセイクルーズが入った。なお、1番人気のライアンセンスは直線で伸びを欠いて6着に敗れた。
「スローでも折り合いがつき、仕掛けてからの反応も良かった。どんな競馬でもできそう」とは、胸骨骨折などのケガから復帰後初勝利となった杉原。4月21日の東京12R以来となる1着ゴールに「直線も長かったけど、本当に長かった」と笑顔で話した。
提供:デイリースポーツ