11日、中京競馬場で行われた中日新聞杯(G3・芝1800m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1番人気プリサイスマシーン(牡5、美浦・萩原清厩舎)が、好位追走から4角手前で一気に進出すると、2番手追走から先に抜け出した2番人気メイショウバトラーを3/4馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分46秒3(良)のレコードタイム。さらに3馬身差の3着には後方追走の5番人気エーティーダイオーが入った。
勝ったプリサイスマシーンは、父マヤノトップガン、母ビーサイレント(その父サンデーサイレンス)という血統。半兄には現4勝のジェイケイテイオー(セン6、美浦・坂本勝美厩舎、父トウカイテイオー)、叔父に現6勝のアドマイヤジャック(牡6、栗東・鹿戸幸治厩舎、父フォーティナイナー)がいる。3歳時は川崎に所属し、デビューから5連勝でJRA入り。移籍後は、芝・ダートを問わない活躍で、昨年の同レースで重賞初制覇。今年に入ると、マーチS(G3)2着、毎日王冠(G2)4着、前走のマイルCS(G1)では12番人気ながら5着に好走していた。通算成績23戦12勝(地方5戦5勝)。同レース連覇は96、97年ファンドリショウリに続き2頭目で、02年マイソールサウンドから母の父サンデーサイレンス産駒の3連勝となった。
鞍上の後藤浩輝騎手は、昨年に続き同レース連覇で、JRA重賞はマイネルモルゲンで制した京成杯AH(G3)に続き今年6勝目。通算では25勝目。管理する萩原清調教師は、ヤマニンアクロで制した99年共同通信杯4歳S(G3)、アタゴタイショウで制した02年函館2歳S(G3)に続きJRA重賞4勝目。