現地時間12日、香・シャティン競馬場で行われた香港マイル(香G1・芝1600m)は、L.デットーリ騎手騎乗のファイアブレイク Firebreak(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が道中3番手追走から先に抜け出すと、直線追い込んだパーフェクトパートナー Perfect Partnerを3/4馬身退け快勝した。勝ちタイムは1分34秒6(良)。さらに1馬身差の3着にはザデューク The Duke、4着にはシンチレーション Scintillationが入り、香港馬が2〜4着を独占した。
ブックメーカーでは前売り段階から1番人気に支持されたデュランダルは、スタート直後に挟まれ後方からの競馬になり直線は大外を追い込んだが、勝ち馬から1.1/2馬身差の5着に敗れた。最内枠からのスタートになったテレグノシスは、直線半ばで失速し勝ち馬から8馬身差の14着に敗れた。
勝ったファイアブレイクは、父Charnwood Forest(その父ウォーニング)、母Breakaway(その父Song)という血統。01年のカブール賞(仏G3)で重賞初制覇を飾ると、同年のミルリーフS(英G2)で重賞2勝目。02年にはシュプリームS(英G3)を制し、昨年、今年のゴドルフィンマイル(首G2)を連覇していた。今回の勝利がG1初制覇で、通算成績17戦7勝。