31日、高崎競馬が81年の歴史に幕を下ろした。
50億円を超える累積赤字を抱えている高崎競馬は、31日のメインレースに高崎大賞典が組まれていたものの、午前中から断続的に降り続いた雪が午後になってもやまず、8R終了時点で視界不良を理由に開催中止が決定。高崎大賞典など残り4レースを残し、1923年より81年続いた高崎競馬の歴史にピリオドを打った。
高崎競馬は90年度の約245億円をピークに、売り上げが年々減少し、昨年度までの累積赤字が約51億円にまで達し、04年9月に廃止が決定していた。主な活躍馬には、高崎大賞典を連覇した後JRA入りし、89年阪神大賞典(G2)を2着と好走したカツノコバン(父スズカシンプウ)や、97年新潟3歳S(G3)2着馬で、ダリア賞と吾妻小富士オープン(共にOP)を勝ったタマルファイター(父キンググローリアス)がいた。