平成26年度の騎手免許の一次試験に、元騎手の柴田未崎助手(美浦・斎藤誠厩舎)が合格していたことが明らかになった。

　未崎助手は、再試験に挑んだきっかけに兄の存在を挙げている。双子の兄・柴田大知騎手は2006年、2007年と未勝利で、一度は騎手失格の烙印を押されかけた。そこから地道な努力を通じて這い上がり、今年はNHKマイルCを勝ち、ついにGIジョッキー(平地)の仲間入りを果たした。未崎助手は「自分もやれる」と思ったという。

　来年1月に行われる二次試験を通過すれば、3月には騎手・柴田未崎が戻ってくる。デビュー時、JRA初の双子ジョッキー「柴田ツインズ」として話題となった彼らも、もう36歳。いまや初々しさはないけれど、再び肩を並べてターフを駆ける日が待ち遠しい。