16日、中山競馬場で行われた京成杯(G3・芝2000m)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気アドマイヤジャパン(牡3、栗東・松田博資厩舎)が、中団待機から直線坂上で抜け出すと、後方待機から外に持ち出した4番人気シックスセンスに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分07秒4(不良)。さらに1.1/4馬身差の3着には2番手追走の6番人気コスモオースティンが入った。2番人気に支持されたモエレアドミラルは、中団を追走するも4角過ぎから後退し7着に敗れた。なお、6番ニューヨークカフェは出走を取り消している。
勝ったアドマイヤジャパンは、父サンデーサイレンス、母が95年阪神3歳牝馬S(G1)を制したビワハイジ(その父Caerleon)という血統。半兄がJRA3勝のビワワールド(牡6、栗東・浜田光正厩舎、父ブライアンズタイム)で、牝系はマンハッタンカフェ(父サンデーサイレンス、菊花賞-G1)、エアスマップ(父デインヒル、オールカマー-G2)などと同じ一族。昨年12月のデビュー戦(阪神・芝2000m)を快勝すると、続くラジオたんぱ杯2歳S(G3)では3着に入っていた。重賞初制覇で、通算成績3戦2勝。
鞍上の横山典弘騎手は、昨年のフォーカルポイントに続く同レース連覇。クラフトワークで制した5日の中山金杯(G3)に続き、JRA重賞は今年2勝目。通算では81勝目。管理する松田博資調教師は、同レース初制覇。JRA重賞は、タイムパラドックスで制した昨年のジャパンCダート(G1)に続き通算26勝目。