16日、京都競馬場で行われた日経新春杯(G2・芝2400m)は、佐藤哲三騎手騎乗の2番人気サクラセンチュリー(牡5、栗東・佐々木晶三厩舎)が、後方待機から直線外に持ち出すと、2番手から抜け出した7番人気マーブルチーフをクビ差し切り優勝した。勝ちタイムは2分29秒0(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気ストラタジェムが入り、圧倒的1番人気(単勝160円)ナリタセンチュリーは、直線入り口で前が詰まり9着に敗れた。
勝ったサクラセンチュリーは、父サクラローレル、母サクラヒラメキ(その父ノーザンテースト)という血統。叔父に94年弥生賞(G2)、96年七夕賞(G3)を勝ったサクラエイコウオー(父マルゼンスキー)、現5勝のサクラデインヒル(セン8、美浦・小島太厩舎、父デインヒル)がいる。昨年の鳴尾記念(G3)に続き重賞連勝となった。通算成績17戦6勝。
鞍上の佐藤哲三騎手、管理する佐々木晶三調教師ともに、同レース初制覇。佐藤哲三騎手はJRA重賞通算24勝目(うちG1・3勝)、佐々木晶三調教師はJRA重賞通算18勝目(うちG1・3勝)で、今年のJRA初勝利が重賞制覇となった。