ディープインパクト産駒で、祖母は名牝エアグルーヴ。2番人気の良血馬カノーロ(牝、美浦・堀)が鮮やかな決め手を発揮して初陣を飾った。若さを見せる馬が多いなか、道中は中団で折り合いリズム良く追走。坂を上がってから鋭い反応でギアを上げると、ワンテンポ先に抜け出した9番人気のサクラカルナバル(2着)を並ぶ間もなくかわし1馬身1/4差をつけてゴールした。勝ちタイムは1分35秒3。さらに半馬身差の3着は5番人気のバトルジェジェジェ、1番人気のスウィートレイラニはピリッとした脚を使えず4着に終わった。
「調教で乗った時から素質があるのは分かっていた」と戸崎圭。祖母にエアグルーヴを持つ血統馬に「直線は手応え通りの伸び。体が成長してくれれば先々が楽しみ」と416キロの馬体に実が入ることを期待していた。
提供:デイリースポーツ