カレンミロティック完勝、池添は「イメージ通り」/金鯱賞

2013年12月01日 12:00

正攻法の競馬で重賞初Vを決めたカレンミロティック=中京競馬場

 素質馬が重賞初挑戦で一発回答。「第49回金鯱賞・GII」(芝2000m)は30日、中京11Rに14頭で争われ、3番人気のカレンミロティック(栗東・平田)が先行策から堂々と抜け出し、うれしい初タイトルを獲得した。道中は逃げる1番人気のメイショウナルト(14着)を見ながら、集中した走りで2番手を追走。直線入り口で早々と先頭に躍り出ると、持ち前の力強い走りで後続の追い上げをシャットアウトした。勝ちタイムはコースレコードタイの1分59秒6。2馬身半差の2着は3番手からしぶとく脚を使った6番人気のラブリーデイ。さらに3/4馬身差の3着には長期休養明けの8番人気ウインバリアシオンが食い込んだ。

 4カ月ぶりの実戦だったが、池添は「返し馬がとてもいい感じでしたから、仕上がったと感じました。イメージ通りでしたし、本当によく頑張ってくれました」と会心の勝利に笑みを浮かべた。

 暮れのグランプリのキップを手にした。平田師も納得の表情だ。鈴木隆司オーナーと話し合い、今回「勝てば有馬記念」と決めていたが、思い描いた通りの結果となった。「軽い馬場でペースも良く、力を発揮できる条件がそろっていましたが、この馬自身がピークを迎えつつあることも確かだと思います」。調教助手時代に担当するダイユウサクで91年の有馬記念を射止めた指揮官は、夢舞台へと思いをはせた。

 昨年は金鯱賞を制したオーシャンブルーがグランプリで2着。今年も最終予選を突破したミロティックが、胸を張って中山へと向かう。

提供:デイリースポーツ

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