マチカネタンホイザが死亡

2013年12月10日 14:00

疝痛により死亡したマチカネタンホイザ(撮影:大豆生田真弓)

 1995年の高松宮杯(GII)をはじめ重賞4勝を挙げ、名脇役として人気のあったマチカネタンホイザ(セン24)が、12月7日(土)に疝痛により死亡した。

 同馬は2010年4月30日に、1997年の菊花賞馬・マチカネフクキタル(セン19)とともに北海道から山梨県北杜市にある小須田牧場に移動してきた。

 小須田牧場の小須田稔氏は「元々、腸が弱かったようで、食べてもなかなか太れませんでした。性格はとぼけているところがあるようで、他の馬に攻撃的な面は全く見せない馬でした。柵を隔てて隣にいた(マチカネ)フクキタルがちょっかいを出しても相手にせず、1頭の時間を大事にしていました。1頭でも平気なのでしょうね。でも餌を運ぶ軽トラの音にはすぐ反応していて、食べ物に対する欲求は強かったと思います。こちらに来てからも、ありがたいことにファンの方が大勢訪ねてきてくれました」と、自然豊かな清里高原でのんびりと余生を過ごしてきた、ありし日のタンホイザについて語ってくれた。

 ここのところ、ダイユウサク、イソノルーブルと、往年の名馬の死が相次いでいるが、また1頭、心に残る名馬が天に召された。冥福を祈りたい。(取材:佐々木祥恵)

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