評判通りの強さで初陣を飾った。フジキセキ産駒のゴールドキセキ(牡、美浦・田村)が単勝1.5倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。最内枠から二の脚を利かせて先手を奪うと、パワフルな走りで後続を従えて直線へ。北村宏のゴーサインに即座に反応を返して差を広げると、最後は手綱を押さえる余裕を見せる着差以上の完勝劇だった。勝ちタイムは1分12秒9。2馬身差の2着は中団から力強く伸びた4番人気のアルディバイン。さらに4馬身差の3着には先行した2番人気のヘルヴェティアが入った。
異父兄にダート重賞で奮闘したタカオノボルを持つ血統馬に、北村宏は「4角でフワッとしましたが、気合を入れるとしっかり反応。最後も余裕がありました」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ