13日、東京競馬場で行われたダイヤモンドS(G3・芝3400m)は、松岡正海騎手騎乗の10番人気ウイングランツ(牡5、美浦・高市圭二厩舎)が、後方から徐々に進出し、8番人気ハイフレンドトライとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは3分33秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着は4番人気チャクラが入り、3連単は507,610円の高配当になった。なお、1番人気ハイアーゲームは4着、2番人気グラスポジションは8着に敗れている。
勝ったウイングランツは、父ダンスインザダーク、母アリシーナ(その父Alysheba)という血統。半兄に現4勝のドラージェイ(牡6、栗東・木原一良厩舎、父エリシオ)などがいる。03年7月にデビュー6戦目(函館・芝2000m)で初勝利。昨年8月に3勝目を挙げて以降は勝ち切れない競馬が続いていたが、前走の箱根特別(1000万下)2着からの格上挑戦で重賞初制覇となった。通算成績23戦4勝。
鞍上の松岡正海騎手は、03年のデビューから4戦目の挑戦でJRA重賞初制覇となった。03年デビューの同期では、昨年の福島記念(G3)をセフティーエンペラで制した長谷川浩大騎手に続き2人目のJRA重賞制覇となる。管理する高市圭二調教師も同レース初制覇で、ミヤギロドリゴで制した01年福島記念(G3)以来のJRA重賞通算6勝目。