可愛い顔をしているが怒りっぽくてヤンキー娘というマイネオーチャード(撮影:佐々木祥恵)
1月26日(日)に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブカップ(GII・4歳以上OP・芝2200m)に出走予定の紅一点、マイネオーチャード(牝6・畠山吉宏厩舎)、ヴェルデグリーン(牡6・相沢郁厩舎)、ダービーフィズ(牡4・小島太厩舎)について、陣営に取材した。
マイネオーチャードについて、担当の結城調教助手。
「今日の追い切りは、ウッドチップコースで単走でしたが、乗っていて気持ちが良かったですね。競馬でも稽古でも、気を抜くところがありますので、見せムチで気を抜かないようにやりました。どんどん良くなってきましたし、今ものすごく充実しています。前走のクリスマスC(3歳以上1600万下・芝2200m・1着)も状態は良かったですが、今回は更に良くなっています。女の子で6歳になってから強くなっているという馬は珍しいと思いますね。目がクリクリして可愛い顔をしていますけど、怒りっぽくて、ヤンキー娘という感じです(笑)。体を触ったりすると、立ち上がって威嚇することもありますよ。前に馬がいれば追いかけていく馬で、前走のように縦長の展開になってくれれば、追い抜いても追い抜いてもまだ前に馬がいるという感じになるので、この馬には良いと思います。今回は男馬相手の強いメンバーとの対戦になりますけど、どこまでやれるか楽しみですね」
ヴェルデグリーンについて、相沢郁調教師。
「前走の有馬記念(GI・芝2500m・10着)は、オルフェーヴルの外を回って厳しい競馬になりましたから仕方ないですね。有馬記念の後は疲れが出て、年末は角馬場調整でしたが、その後は順調に調整ができています。先週はグランドシチーと併せて少しモタモタしていましたが、今週(1/22)の動きは良かったですよ。有馬記念の2500mは距離が少し距離が長かったですね。外回りの2200mは、オールカマーでも勝っていますから良いと思います。今回はメンバー的にも、恥ずかしい競馬はできませんね。田辺騎手も年明けから乗れていますし、勝てるような競馬をしてくれると思います」
ダービーフィズについて、小島太調教師。
「前走のディセンバーS(3歳以上OP・1着)の1800mは、この馬には忙しかったですね。以前から素質の良さを見せてくれていましたが、まだ完全に身が入ってはいませんでしたね。馬は1戦ごとに良くなってきていますし、今日(1/22)の追い切りの動きも良かったです。この馬の今年の路線を占う意味で、このレースは丁度良いと思うので、頑張ってほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)