【川崎記念】(JpnI)〜ホッコータルマエが圧倒的人気に応えて優勝

2014年01月29日 18:39

 川崎競馬場(天候・晴、馬場状態・良)で行われたダートグレード競走の第63回川崎記念(JpnI・ダート2100m・4歳以上オープン・1着賞金6000万円)は、南関東3頭、JRAから5頭、他地区3頭の合わせて11頭が出走した。



 単勝1.1倍の圧倒的1番人気となったJRAのホッコータルマエは好スタートを切ったものの、内から武豊騎手がハナを主張して2番人気のJRAのトウショウフリークが逃げ、ホッコータルマエが2番手、3番手が5番人気のJRAのフリートストリート、4番手に3番人気のJRAのムスカテール、その後ろにJRAのランフォルセが続いた。
 2周目に入るまでに逃げたトウショウフリークが一時10馬身以上の差をつけて大逃げを打った形となったが、2周目の3コーナー過ぎまで馬順はほぼ変わらず、最後の4コーナー手前でホッコータルマエが動いて、直線では余裕を持って並びかけ、トウショウフリークを交わして先頭に立った。そしてゴール前では猛然とムスカテールが追い込んで差をつめたが、半馬身の差でホッコータルマエが優勝した。
 勝ちタイムは2分13秒8、勝利騎手はJRAの幸英明。逃げたトウショウフリークが5馬身差の3着、4着がランフォルセ、5着は船橋のサイオン。



 ホッコータルマエは、父キングカメハメハ、母マダムチェロキー(その父Cherokee Run)という血統の牡5歳・鹿毛馬。JRA栗東・西浦勝一調教師の管理馬。通算成績は23戦12勝(うち地方9戦7勝)となった。昨年はかしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典で勝ち、今年初戦で川崎記念を制してGI5勝目を挙げた。



【レース後のコメント】

・1着ホッコータルマエ(幸英明騎手)
 勝ててホッとしています。4コーナーを回った時には勝てると思いましたし、2着馬が並びかけてきた時にも反応してくれたので、最後まで差を詰められなかったと思います。
 今日の調子はよかったです。レース前の作戦では2・3番手につけて、逃げ馬に楽をさせないような形を考えていました。
 この後はフェブラリーステークスだと思いますが、まだ中央のGIタイトルを手にしていないので、できれば勝ってドバイに行きたいと思います。また応援していただけると嬉しいです。
・(西浦勝一調教師)
 ホッとしています。自分では「勝って当たり前」だと思っていても、プレッシャーは感じていました。東京大賞典のレース中にバランスを崩したことがありましたが、その後の体調の回復も早く、今日に向けての調整はうまくいきました。
 1周目でハミを取ってフラフラしていて、レースのペースが速く見えたことが心配でした。最後まで接戦で、「絶対負けない」と思っていても、力が入りました。
 コンスタントに走っていますが、オンとオフの切り替えがうまく、すぐ体調を戻してくれます。今年は3月にドバイへ行くので、いい結果を出してきたいと思っています。その前に、状態が良ければフェブラリーステークスへの出走を考えています。
 これからまたどんどん力をつけていきたいと思いますので、これからも応援をよろしくおねがいします。

・2着ムスカテール(岩田康誠騎手)
 ダートでやれることは分かっていましたし、手ごたえもありましたが、交わすことができませんでした。それでもいい勝負はできたと思います。

・3着トウショウフリーク(武豊騎手)
 自分のレースはできていますが上位2頭が強かったです。調子は良いので、どこかでチャンスがあれば、と思います。掛かるくらいの馬ですから、離して逃げることは頭に置いていました。しかし、3コーナーで捕まえられてしまうとは...。

・4着ランフォルセ(戸崎圭太騎手)
 向正面から手ごたえが悪くなってしまいましたが、最後までよく頑張っていました。

提供:ラジオNIKKEI

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