クリノミケーネの競走除外で15頭立てとなった一戦は波乱の決着となった。2番手から運んだ8番人気のウエスタンユーノー(牝、父アドマイヤコジーン、美浦・菊沢)が1分14秒8のタイムで快勝。直線を向いて、逃げた10番人気マリーアントワー(3着)に並び掛けても木幡広の手はぴくりとも動かない。ラストで軽く促されるとスッと抜け出し、1馬身半のリードを保って余裕たっぷりにゴールへ飛び込んだ。急坂で脚を伸ばして3着馬に半馬身差をつけた12番人気クラスタディケイが2着で、3連単は100万馬券に。なお、中団後方を追走した1番人気のナムラユリアは8着と精彩を欠いた。
時計は平凡ながら、木幡広はセンスのいいレースぶりを称賛。「スピードを生かして気持ちのいいレースができた。軽い走りなので芝でもやれそう」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ