10日、00年のシリウスS(G3)など重賞3勝を挙げたマイネルブライアン(牡8、栗東・宮徹厩舎)が11日付けで登録を抹消、現役を引退することが明らかになった。今後は岩手県湯沢ファームで種牡馬になる予定。
同馬は00年3月にデビューしダートで3連勝。わずか1ヵ月でOPクラス入りを果たし大物ぶりをアピール。4戦目からは芝のレースを選択したが、NHKマイルC(G1)では14着、日本ダービー(G1)もシンガリ負けの18着と惨敗した。しかし、巻き返しを図った7月のグランシャリオC(交流G3)で後続を3馬身ちぎり、見事に重賞初制覇。同年暮れにはシリウスS(G3)も制した。その後は勝ち星から遠ざかったものの、03年群馬記念(交流G3)を勝ち重賞3勝目を挙げ、ダート重賞の常連として活躍。6日に行われた仁川S(OP・ダート1800m)16着が最後のレースとなった。通算成績は34戦8勝(地方11戦2勝)。
マイネルブライアンは、父ブライアンズタイム、母マイネレーベン(その父トウショウボーイ)の血統。半兄にアンタレスS(G3)2着のマイネルモンスター(父タマモクロス)、半妹にフラワーC(G3)2着馬マイネヴィータ(父ナリタブライアン)、母の弟に03年の小倉大賞典(G3)を制したマイネルブラウ(父アンバーシャダイ)など、近親には活躍馬が多数いる。