エクセラントカーヴなど中山牝馬S厩舎情報/美浦トレセンニュース

2014年03月13日 16:00

年齢を重ねて煩さが解消されてきたというエクセラントカーヴ(撮影:佐々木祥恵)

 3月16日(日)に中山競馬場で行われる中山牝馬S(GIII・4歳以上OP・芝1800m)、3月15日(土)に中京競馬場で行われる中日新聞杯(GIII・4歳以上OP・芝2000m)に出走予定の、美浦所属各馬について陣営に取材した。


[中山牝馬S]

エクセラントカーヴ(牝5)とエバーブロッサム(牝4)について、堀宣行厩舎の橋本調教助手

エクセラントカーヴ
「今日(3/13)はいつも通り、半マイルからの追い切りでしたが、動きも良かったです。今回は1800mになりますし、スタンド前のスタートなので、テンションが上がらず落ち着いていてくれればと思います。競馬の時だけではなくて、普段もテンションが高い馬でしたが、年齢を重ねてそのあたりが解消されてきました。それが好走につながっているのだと思います。
 前走の京成杯AH(GIII・芝1600m)はハンデ戦とはいえ、男馬の一線級相手に勝ってくれました。今回ハンデは見込まれましたが、牝馬同士なのでそれは仕方ないのかなと思っています」

エバーブロッサム
「先週も少し鈍いところを見せていましたので、今日(3/13)は前の馬を追いかける形の追い切りでした。上向いてきていますし、良い状態でレースに向かえそうです。輸送距離が短い中山競馬場も良いですし、まだ1勝馬ですけど、昨年フラワーC(GIII・芝1800m)で2着になっている舞台ですし、昨秋2走(ローズS・GII・14着/秋華賞・GI・12着)のようなことはないと思います。やはりその2戦は、関西への輸送の影響があったと思います。いつもの反応もなかったですしね」

トーセンベニザクラ(牝5・加藤征弘厩舎)について、加藤征弘調教師。
「前走(初音S・1600万下・芝1600m・1着)は、ジョッキー(武豊)がうまく乗ってくれました。テン乗りだと少し乗り難しい面はありますが、江田(照)君は、ウチの難しい馬も結構うまく乗ってくれていますからね。
 今日(3/13)は、折り合い重視の追い切りでしたが、手応えは抜群に良かったですし、気分良さそうに走っていました。2走前からこの調教パターンにしたのですが、動きが良くて、競馬でも折り合いを欠くことがないですね。マイルで好走している馬ですけど、折り合いがついて息が入れられれば、距離延長もコース替わりも問題ありません」

クラウンロゼ(牝4・天間昭一厩舎)について、天間昭一調教師。
「前走の京都牝馬S(GIII・芝1600m・10着)の敗因は、休み明けだと思います。プラス10キロで、体もいくらか立派でしたね。ただ輸送で体が減らなかったのはプラスでした。
 股関節が弱いので、ウッドチップコースでやってトモを滑らせても困りますから、中間は芝やポリトラックなど、その時々で良いコースを選んで調整してきて、今週はダートコースで追い切りました。先週ビシッとやっていますので、今週はサラッと軽めでしたが、休み明けの前走より良い状態で臨めそうです。中山は実績のあるコースですし、距離も1800mまでならこなせると思います」

サクラプレジール(牝4・尾関知人調教師)について、尾関知人調教師。
「トモの肉付きやハマりに物足りなさを感じますが、追い切りの動きは良かったですし、前走(小倉大賞典・GIII・芝1800m・15着)を使った上積みはありますね。ここのところ競馬の結果が今ひとつなので、今週からチークピーシーズを装着しました。レースでも装着する予定です。このまま特に問題が起きなければ、良い状態でレースに臨めそうです」


[中日新聞杯]

レッドレイヴン(牡4・藤沢和雄厩舎)について、藤沢和雄調教師。
「順調ですよ。前走のAJCC(GII・芝2200m・4着)は成長もあるけどあれほど増えている(プラス20キロ)とは思わなかったですね。でも競馬はしていたし、さほど重くはなかったのかもしれないですね。今回は輸送もあるし、丁度良いんじゃないでしょうか。前走の2200mより、今回の2000mの方が良いですよ。GIIからGIIIになって、少しでも着順が上がってくれると良いですね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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