13日、中山競馬場で行われた
クリスタルC(G3・芝1200m)は小野次郎騎手騎乗の2番人気の
ディープサマー(牡3、栗東・山内研二厩舎)が、スタート直後から果敢に先行し、後続とのリードを保ったまま逃げ切り、優勝した。勝ちタイムは1分08秒6(良)。1.1/2馬身差の2着には10番人気のコパノフウジン、さらに3/4馬身差の3着には1番人気の
アイルラヴァゲインが入った。
勝った
ディープサマーは、父タイキシャトル、母チカリー(その父Sadler's Wells)という血統で、半兄には今年2月の白富士S(OP)で
ピサノクウカイとの叩き合いを制し優勝した
アルスブランカ(牡6、美浦・河野通文厩舎、父ラストタイクーン)がいる。
同馬は昨年7月に函館でデビュー。後に札幌2歳S(G3)、共同通信杯(G3)を勝つことになる
ストーミーカフェ(牡3、美浦・小島太厩舎、父アドマイヤベガ)相手に圧勝した。その後、函館2歳S(G3)で
アンブロワーズ(牝3、美浦・小島太厩舎、父フレンチデピュティ)の2着に健闘した後は、勝ち切れないレースを続けてきた。重賞初制覇で、通算成績8戦2勝。
タイキシャトル産駒は今年に入ってからJRA重賞5勝目で、代表産駒には
ガーネットS(G3)、根岸S(G3)と重賞2連勝した後にフェブラリーS(G1)を好タイムで逃げ切ったメイショウボーラー(牡4、栗東・白井寿昭厩舎)、中山牝馬Sで初重賞制覇を遂げた
ウイングレット(牝4、美浦・宗像義忠厩舎)がいる。
鞍上の小野次郎騎手は、同レースを2勝目(99年
タイキダイヤ)で、JRA重賞は00年
マニックサンデーで制したサンスポ賞4歳牝馬特別(G2)以来で通算4勝。管理する山内研二調教師は同レース初制覇で、きさらぎ賞(G3)に続き今年JRA重賞2勝目。通算39勝(うちG1、6勝)となった。
※結果は主催者発行のものと照合してください。