クリスタルC、ディープサマー逃げ切る

2005年03月13日 15:41

 13日、中山競馬場で行われたクリスタルC(G3・芝1200m)は小野次郎騎手騎乗の2番人気のディープサマー(牡3、栗東・山内研二厩舎)が、スタート直後から果敢に先行し、後続とのリードを保ったまま逃げ切り、優勝した。勝ちタイムは1分08秒6(良)。1.1/2馬身差の2着には10番人気のコパノフウジン、さらに3/4馬身差の3着には1番人気のアイルラヴァゲインが入った。

 勝ったディープサマーは、父タイキシャトル、母チカリー(その父Sadler's Wells)という血統で、半兄には今年2月の白富士S(OP)でピサノクウカイとの叩き合いを制し優勝したアルスブランカ(牡6、美浦・河野通文厩舎、父ラストタイクーン)がいる。

 同馬は昨年7月に函館でデビュー。後に札幌2歳S(G3)、共同通信杯(G3)を勝つことになるストーミーカフェ(牡3、美浦・小島太厩舎、父アドマイヤベガ)相手に圧勝した。その後、函館2歳S(G3)でアンブロワーズ(牝3、美浦・小島太厩舎、父フレンチデピュティ)の2着に健闘した後は、勝ち切れないレースを続けてきた。重賞初制覇で、通算成績8戦2勝。

 タイキシャトル産駒は今年に入ってからJRA重賞5勝目で、代表産駒にはガーネットS(G3)、根岸S(G3)と重賞2連勝した後にフェブラリーS(G1)を好タイムで逃げ切ったメイショウボーラー(牡4、栗東・白井寿昭厩舎)、中山牝馬Sで初重賞制覇を遂げたウイングレット(牝4、美浦・宗像義忠厩舎)がいる。

 鞍上の小野次郎騎手は、同レースを2勝目(99年タイキダイヤ)で、JRA重賞は00年マニックサンデーで制したサンスポ賞4歳牝馬特別(G2)以来で通算4勝。管理する山内研二調教師は同レース初制覇で、きさらぎ賞(G3)に続き今年JRA重賞2勝目。通算39勝(うちG1、6勝)となった。

※結果は主催者発行のものと照合してください。

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