ショウナンアチーヴがショウナンワダチとの叩き合いをハナ差制し、重賞初制覇(撮影:下野雄規)
12日、中山競馬場でニュージーランドT(3歳・牡牝・GII・芝1600m)が行われ、スタートで出遅れ後方からのレースとなった後藤浩輝騎手騎乗の1番人気ショウナンアチーヴ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、直線外から脚を伸ばし、同じく中団から伸び脚を見せた4番人気ショウナンワダチ(牡3、美浦・大竹正博厩舎)をゴール寸前で交わして、これにハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒3(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に8番人気ベルルミエール(牝3、栗東・高橋亮厩舎)が入り、ここまでが5月11日に東京競馬場で行われるNHKマイルカップの優先出走権を手にした。なお、3番人気カラダレジェンド(牡3、美浦・尾形和幸厩舎)は8着、2番人気イダス(牡3、栗東・鈴木孝志厩舎)は10着に終わった。
勝ったショウナンアチーヴは、父ショウナンカンプ、母ショウナンパントル、その父サンデーサイレンスという血統。昨年は朝日杯FSで2着に入線。今年緒戦のファルコンSでは伸びきれず6着に敗れたものの、今回は出遅れながらも前を捕らえきり、初めての重賞制覇を決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ショウナンアチーヴ(牡3)
騎手:後藤浩輝
厩舎:美浦・国枝栄
父:ショウナンカンプ
母:ショウナンパントル
母父:サンデーサイレンス
馬主:国本哲秀
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:7戦3勝(重賞1勝)