8歳レッドスパーダが重賞3勝目、藤沢和師「まだまだ頑張ってくれると思う」/京王杯SC

2014年05月18日 12:00

先行策からスパッと抜け出した古豪レッドスパーダ(右)=東京競馬場

 見事なスピードの持続力を発揮し、古豪が金星を挙げた。1着馬に安田記念(6月8日・東京、芝1600m)の優先出走権が与えられる「第59回京王杯SC・GII」(芝1400m)は17日、東京11Rに15頭で争われ、10番人気の8歳馬レッドスパーダ(美浦・藤沢和)が2番手先行から抜け出し、3つ目の重賞タイトルを手にした。コパノリチャードが注文通りにハナを切り、前半3Fは33秒7。速いラップでも終始気分良く運んで、手応え十分に直線へ。残り300mでコパノリチャードとクラレントが接触してバランスを崩した間隙を突いてリードを拡げると、1分19秒7のレースレコードで後続をシャットアウトした。1馬身1/4差の2着は2番人気のクラレント、さらに1馬身半差の3着は7番人気のエールブリーズ。1番人気のコパノリチャードは不利もこたえて7着に敗れた。

 極悪馬場が影響し、行き脚がつかなかった前走の高松宮記念(17着)とは別馬のようなレースぶり。「本来のこの馬のスタートを決められた。コパノリチャードが逃げるのは分かっていたし、自分のリズムで競馬をしました。頑張ってくれましたね」と北村宏は大きくうなずく。また、レース史上単独最多の6勝目を飾った藤沢和師は、これがJRA単独2位となる重賞90勝目(1位は尾形藤吉調教師=189勝)。「2番手から(抜け出す)強い内容だった」と、自身が管理し98年に制したタイキシャトルとの父子制覇を喜んだ。

 昨年の関屋記念以来となったこの勝利により、安田記念への優先出走権も獲得。指揮官は「まだまだ頑張ってくれると思う」と、衰えを知らないベテランのGIでの奮闘に期待を寄せた。

提供:デイリースポーツ

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