10日、金沢競馬場で行われたスプリングC(ダート1900m)は、加藤和義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)エイシンクリバーンが、4角先頭で直線に向くと、3番人気テイクファイヤーの追撃を1馬身振り切って優勝した。勝ちタイムは2分6秒8(良)。さらにクビ差の3着には4番人気のタクミシルバー。
エイシンクリバーンは、父Marquetry、母Crafty Tenderoni(その父Crafty Prospector)という血統で、全弟には現2勝のダブルブラザー(牡4、美浦、岩戸孝樹厩舎)がいる。同馬は、99年3月にJRA所属でデビューし、04年6月までに全4勝の成績。その後は金沢へと転厩し、転厩初戦となる加賀路特別(A1、ダート1700m)を7馬身差で圧勝すると、10月に金沢競馬場で行われた白山大賞典(交流G3)では、今年の川崎記念(交流G1)優勝馬のタイムパラドックスの2着に入るなど、好走を続けていた。通算成績46戦8勝(転厩後は6戦4勝)。