13日、浦和競馬場で行われた南関東G1・第51回桜花賞(ダート1600m、1着賞金2000万円)は、金子正彦騎手騎乗の10番人気ミライ(牝3、川崎・安池成実厩舎)が果敢にハナを切ると、直線に入っても脚色は衰えず、2番手を進んだ圧倒的1番人気(単勝170円)ヨウヨウに2馬身差をつけて優勝。勝ちタイムは1分39秒5(不良)。1.1/2馬身差の3着には後方から向こう正面で捲り気味に上がっていった11番人気テンセイフジが入り、3連単は243,670円の高配当となった。勝ったミライは、6月15日に行われる関東オークス(交流G3・ダート2100m)へ優先出走できる。
ミライは父トーヨーリファール、母ナナセキダンサー(その父ロイヤルコーチ)という血統。同馬は昨年7月に川崎競馬でデビュー。デビュー戦、2戦目と勝利し2連勝で休養に入るが、復帰戦となった今年2月の川崎競馬場で行われたうぐいす特別で6着に敗れている。前走、もくれん特別(大井)での11着(2.9秒差)が嫌われ、今回は10番人気の低評価だった。通算成績6戦3勝。
騎乗した金子正彦騎手、管理する安池成実調教師ともに同レース初制覇。安池調教師はこれが初重賞制覇で、女性調教師として初の重賞勝ちを成し遂げた。