七夕賞も騎乗、イタリアの名手マリオ・エスポジートは「“マリオ・デー”にしたいね」

2014年07月11日 12:00

調教を終え記者に囲まれるM.エスポジート

 欧州からまたひとり、新顔がやってきた。彫りの深い顔立ち、頭はインパクト十分のスキンヘッド。マリオ・エスポジート騎手(39)=イタリア=が、今週から9月28日まで日本で騎乗する。

「周りの人が“日本は素晴らしい”って言うんだ」。M.デムーロ、リスポリら日本のファンにもなじみが深いジョッキー仲間からの進言もあり、初来日を決めた。10日には美浦トレセンで2頭の調教にまたがった後、施設を見学。「充実している。ファンタスティックだ」と興奮した面持ちで感想を語った。

 昨年は母国でリーディング5位。確かな実力に加えて、斤量52キロから騎乗可能な点も関係者の支持を集めそうだ。器用に箸を使いこなし、好きな食べ物は「刺身」。早くも日本の文化に溶け込んでいる名手は、今週の七夕賞(セイカプレスト)で、早速重賞にチャレンジする。「“マリオ・デー”にしたいね。セールスポイントは、見てもらえれば分かると思う」。その騎乗ぶりに注目だ。

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