5日、船橋競馬場で行われたかしわ記念(4歳上、交流G1・ダート1600m、1着賞金6000万円)は、中団待機から直線最内を突いた内田博幸騎手騎乗の5番人気ストロングブラッド(牡6、美浦・増沢末夫厩舎)が、外から追い込んだ4番人気タイムパラドックスを1馬身離し優勝。勝ちタイムは1分37秒9(良)。さらに2馬身差の3着には逃げた3番人気ナイキアディライトが入った。2番人気アドマイヤドンは4着、1番人気メイショウボーラーは5着に敗れた。
勝ったストロングブラッドは父トウカイテイオー、母ワイプザアイ(その父Gulch)という血統で、半姉に01年NHKマイルC(G1)でクロフネの3着に好走したサマーキャンドル(父シアトルダンサー)がいる。重賞はこれまで、03年カブトヤマ記念(G3)、さくらんぼ記念(交流G3)、群馬記念(交流G3)を制しており、芝・ダート問わず活躍している。前走名古屋大賞典(G3)は3着だった。昨年5月5日の群馬記念(交流G3)以来1年ぶりの勝利で、通算成績31戦8勝(うち重賞4勝)。
鞍上の内田博幸騎手、管理する増沢末夫調教師ともに同レース初制覇。内田博幸騎手は昨年の東京大賞典に続き交流G1・2勝目、増沢末夫調教師は初勝利となった。
なお、トウカイテイオー産駒は交流G1、牡馬のG1勝ちも初制覇。JRA・G1はトウカイポイント(セン)が02年マイルCS、ヤマニンシュクル(牝4、栗東・浅見秀一厩舎)が03年阪神ジュベナイルフィリーズを制しており、今回を含め全てが1600mのレースとなる。また、同産駒のマイネルソロモン(牡5、美浦・国枝栄)が、14日、香・シャティン競馬場で行われるチャンピオンズマイル(香G1・芝1600m)に出走を予定している。