UHB賞2着の
スマートオリオン。直線で前が詰まって不完全燃焼に終わった函館スプリントSから一変。改めて重賞ウイナーの底力を見せつけた。「前走はトップハンデの内枠でよく走ったと思います。間を割って来ましたからね」と水出助手。間隔が詰まっているため、中間は軽めの調整のみだが、叩き3戦目で状態も上向いている。「相手は強くなるけど、洋芝も合っている。(武)豊さんが乗ってくれるということなので、復帰Vとなればいいですね」。今週から戦列復帰する鞍上の手腕に命運を託す。
近走は古馬を相手に(5)(2)着と奮闘を見せる
フクノドリーム。軽快な
スピードは全く引けを取らず、引き続き警戒が必要だ。「この夏は高いレベルで出来が安定。今回も状態は心配ない」と杉浦師。前走後の初時計となった美浦Wの1週前追い切りでは、4F53秒2-12秒9(馬なり)のタイムで素軽い脚さばきを披露。指揮官の言葉通り、絶好調と言える出来だ。「前走は
スピード競馬に対応してくれたけど、今度は相手も強くなる。できればひと雨ほしい。あとは軽量を生かしてどこまで踏ん張れるかだね」。先週から芝はCコースに変わり、先行馬に有利な状態。さらに馬場が渋るようなら古馬を撃破するシーンも十分ある。