15日、東京競馬場で行われた京王杯ス
プリングC(G2・芝1400m)は、後藤浩輝騎手騎乗の6番人気アサクサデンエン(牡6、美浦・河野通文厩舎)が、好位追走から直線最内を抜け出すと、好位の外目から追い込んだ5番人気オレハマッテルゼを2.1/2馬身突き放し快勝した。勝ちタイムは1分20秒3(良)のコースレコード。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気テレグノシス、4着には4番人気アドマイヤマックスが入った。1番人気
ダンスインザムードは9着、3番人気プレシャスカフェは14着に敗れた。
勝ったアサクサデンエンは、父
Singspiel、母がポモーヌ賞(仏G2)勝ち馬
ホワイトウォーターアフェア(母の父Machiavellian)という血統。半弟に現3勝のスウィフトカレント(牡4、栗東・森秀行厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。3走前の東京新聞杯(G3)が2番人気4着、前走のマイラーズC(G2)は10番人気で3着と、マイル重賞で惜しい競馬を続けていた。重賞初制覇で、通算成績23戦7勝。なお同レースは、97年タイキブリザードから9年連続で関東馬の勝利となった。
鞍上の後藤浩輝騎手は、
メイショウオスカルで制した福島牝馬S(G3)に続き、JRA重賞は今年2勝目で、通算28勝目。管理する河野通文調教師は、
フォーカルポイントで制した昨年の京成杯(G3)以来のJRA重賞制覇で、通算10勝目。ともに同レースは初勝利となった。