福島記念3連覇を狙うダイワファルコン(撮影:佐々木祥恵)
11月16日(日)に福島競馬場で行われる福島記念(GIII・芝2000m)には、同レース3連覇がかかるダイワファルコン(牡7・美浦・上原博之厩舎)が出走する。また11月15日(土)に東京競馬場で行われる武蔵野S(GIII・ダ1600m)には、夏の北海道でオープン特別を2連勝したロイヤルクレスト(牡6・美浦・鈴木伸尋厩舎)が秋初戦を迎える。2頭の1週前情報を関係者に取材した。
・福島記念
ダイワファルコンについて、上原調教師。
「七夕賞(GIII・芝2000m・9着)後は、放牧に出して夏は休ませました。福島記念は3連覇がかかっていますし、このレースの前のひと叩きということで毎日王冠(GII・芝1800m・10着)を使いました。着順はともかく、走りや内容は休み明けにしては悪くなかったですし、次につながるレースをしてくれました。今週(11/5)はビシッとやって動きも良かったですね。状態が良ければ来週もある程度やる予定です。ハンデがどうなるかですが、良い状態で出せそうですし、3連覇を狙いたいと思います」
・武蔵野S
ロイヤルクレストについて、鈴木調教師。
「函館で2連勝した後、エルムS(GIII)を使いたかったのですが、中1週が続きますし、さすがに疲れがありましたので、無理をさせずに放牧に出しました。10月半ばに帰厩して順調に調整をしています。エルムSを使わず休ませたのも良かったですね。今週(11/5)の追い切りは、ウッドチップコースで結構ビッシリとやりました。気持ちが勝ちすぎるとまずいので、そのあたりはおさえるように調整していますが、態勢は整っています。
函館の前走(マリーンS・OP・ダ1700m)は、逃げ馬のエーシンモアオバーがいましたので、途中からまくっていく競馬になりましたが、本来は逃げるのが1番良いです。北海道で良い成績を出していますが、東京の1600mも合いますし、うまくハナを切って逃げられると良いですね」(取材・写真:佐々木祥恵)