現地時間15日、英・ヨーク競馬場で行われたプリンスオブウェールズS(4歳上、英G1・芝10f)は、M.キネーン騎手騎乗の1番人気アザムール Azamour(牡4、愛・J.M.オックス厩舎)が、3番人気エース Aceを1.1/2馬身差し切って優勝した。勝ちタイムは2分08秒15(良)。さらに5馬身離れた3着にはエルヴストロム Elvstroemが入った。昨年、英オークスなどG1・3勝を挙げ、04年欧州年度代表馬に選出されたウィジャボード Ouija boardは、2番人気に支持されたが7着に敗れた。
勝ったアザムールは、父Night Shift、母Asmara(その父Lear Fan)という血統の愛国産馬。叔父にガネー賞(仏G1)を制し、97年ジャパンC(GI)6着のアスタラバド Astarabad(父Alleged)がいる。昨年は、セントジェイムスパレスS(英G1)、愛チャンピオンS(愛G1)とG1を連勝。今季初戦となった前走のタタソールズGC(愛G1)は4着に敗れていた。通算成績9戦5勝(うちG1・3勝)。