ルメール騎手を背にジャパンCの1週前追い切りを行ったフェノーメノ(撮影:佐々木祥恵)
11月30日(日)に東京競馬場で行われるジャパンC(GI・芝2400m)に出走を予定しているフェノーメノ(牡5・美浦・戸田博文厩舎)が、11月20日(木)、ルメール騎手を背にウッドチップコースで1週前追い切りを行った。追い切り後に戸田博文調教師に取材した。
「前走の天皇賞・秋(GI・芝2000m・14着)は、久々にしても負け過ぎでしたね。ジョッキーは前に進んでいかなかったと言っていましたが、敗因ははっきりわかりません。今日は動く馬(クロムレック)と併せて、良い追い切りができました。ルメール騎手は初めて乗りますので、自分で思うところがあったようで、それを確認してもらえたのも良かったと思います。ストライドが大きい馬なので、反応はそんなに速くないように感じたみたいですが、心臓や体も良くて、状態は良いと言ってくれました。ジョッキーの感触としては、悪くなかったように思います。
今回はさらにメンバーが強力になるだけに、天皇賞の敗因がわからないのが不安ですが、2000mより2400mの方がこの馬の競馬をしやすいですし、距離が延びるのはプラスに働くでしょう。前走以上の状態で臨めると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)