京都11R・万葉S(芝3000m)は、好位で運んだ3番人気の
ステラウインド(美浦・尾関)が、名手・武豊に導かれ、直線でインを強襲。早めに先頭に立ち、後続の追撃を頭差でしのいでV。年始恒例の淀のマラソンレースを制した。勝ちタイムは3分8秒5。2着は6番人気の
シャンパーニュ、さらに首差の3着には4番人気の
ニューダイナスティが入線。なお、1番人気の
ショウナンラグーンは直線で大外から伸びたが4着まで。
武豊は「折り合いに苦労したけど、うまく脚がたまった。距離はいいとは思わなかったが、馬の力と状態の良さで勝ってくれた」とたたえた。自身は開幕週4勝と好発進したが「いい馬に乗せてもらったし、もっと勝ちたかったね」とあくまで貪欲だ。
また京都競馬場初勝利(52戦目)となった尾関師も「以前(12年2月19日)
ミヤビヘレネを使いにきたときは直線、心臓発作で倒れて競走中止になった。勝てて良かった」と喜んだ。15年、好発進を決めた人馬が、さらなる飛躍を目指す。