12日、北海道・苫小牧のノーザンホースパークで行われたJRHAセレクトセールの2日目には、145頭(5頭が欠場)の当歳馬が上場され、114頭が落札された。
2日目の最高価格は、上場番号186番・ローザロバータの2005(父Vindication)の持ち込み馬。1億9000万円で“ダノン”の冠名で知られる(株)ダノックスが、初日のセール(マストビーラヴドの2005・2億1000万円)に続き最高価格で落札した。持ち込み馬ではもう1頭、上場番号233番・ミズストライクゾーンの2005(父Empire Maker)が(有)エー・エイチ・エスに1億円の高額で落札された。
その他では、上場番号176番・アドマイヤジャパン(京成杯-GIII、父サンデーサイレンス)の半弟ビワハイジの2005(父アグネスタキオン)を兄も所有する近藤利一氏が1億2500万円で、また、上場番号200番・ヴェルメイユ賞勝ち馬、クイーンモードの2005(父アグネスタキオン)を臼田浩義氏が1億5000万円で落札した。臼田氏は02年の当セールで、同馬の半兄リバースモード(父Fusaichi Pegasas)も8500万円で落札している。
2日目に目立ったのはアグネスタキオン産駒で高値を連発。上記2頭の他に、上場番号221番・アサクサデンエン(安田記念-GI、父Singspiel)の半弟ホワイトウォーターアフェアの2005が(有)エー・エイチ・エスに9000万円で、ヒシアトラス(平安S-GIII、父ティンバーカントリー)の半弟タックスヘイブンの2005は7500万円で、アグネスタキオンの馬主だった渡辺孝男氏に落札された。2日目は上場10頭で全頭が落札され、平均価格は5890万だった。