ヒシミラクル、レックススタッドへ

2005年07月28日 13:19

 今年の天皇賞・春(GI)のレース後、右前繋靱帯炎を再発させ、現役登録を抹消していたヒシミラクル(牡6)が、来春から静内・レックススタッドで種牡馬となることが決まった。同スタッド関係者が明らかにしたもので、秋にも早来の田口トレーニングファームから移動して、来春の種付けに備える。

 ヒシミラクルは、父サッカーボーイ、母シュンサクヨシコ(その父シェイディハイツ)という血統。01年8月にデビューし、初勝利までに10戦を要したが、その後は順調に500万下、1000万下を勝ち上がり、3歳秋には3/8の抽選を突破しクラシック3冠最後の菊花賞(GI)に滑り込み出走を果たすと、10番人気の低評価ながら、ファストタテヤマの追撃をハナ差振り切って初GI制覇を成し遂げた。暮れの有馬記念(GI・11着)、4歳初戦の阪神大賞典(12着)、大阪杯(7着、共にG2)を凡走するも迎えた大一番、天皇賞・春(GI)では、これまでの凡走が嘘だったかのような快走を見せて勝利、続く宝塚記念(GI)も制してGI・3勝目を挙げた。その後、右前繋靱帯炎を発症し、約1年間戦線離脱するも、昨年の天皇賞・秋(GI、16着)で復帰。ジャパンC、有馬記念(共にGI)共に結果は出なかったが、今年初戦となった京都記念(G2)では3着と好走し、復調の兆しを見せていた。勝利した重賞3勝は全てGIで、大舞台には滅法強かった。通算成績28戦6勝(重賞3勝)。

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