3日、大井競馬場で行われたサンタアニタトロフィー(3歳上、南関東G3・ダート1600m、1着賞金1500万円)は、張田京騎手騎乗の3番人気
スピニングアロー(牡7、大井・三坂盛雄厩舎)が、道中中団から徐々に進出し、直線で2番人気
ベルモントストームとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分38秒8(良)。さらに2馬身差の3着には10番人気
コマノブリザードが入った。なお、1番人気に支持された
ケイアイミリオンは9着に敗れた。
勝った
スピニングアローは、父アフリート、母ツバキヒメ(その父マルゼンスキー)という血統。伯父にはGIIとしては最後の89年スプリンターズS(GII)を制したウィニングスマイル(父リィフォー)がいる。同馬は、00年11月に栗東・小野幸治厩舎からデビュー。JRA在籍時代は6勝を挙げ、04年1月の淀短距離S(OP・芝1200m)14着を最後に大井・三坂盛雄厩舎に転厩。大井移籍後は精彩を欠いていたが、前走のス
ターライトCでは2年1ヶ月ぶりに勝利を挙げており、2連勝での重賞初制覇となった。通算成績34戦8勝(うち地方10戦2勝)。
鞍上の張田京騎手は昨年の
トミケンマイルズに続く同レース連覇を達成し、通算3勝目。管理する三坂盛雄調教師は85年
ガルダン以来の勝利で通算2勝目となった。