5月24日(日)に東京競馬場で行われるオークス(GI・芝2400m)に出走予定の美浦所属馬について、1週前追い切り後に関係者に取材した。
14日(木)に横山典弘が騎乗して追い切った
ココロノアイ(牝3・美浦・尾関知人)について、尾関知人調教師。
「前走の桜花賞(GI・10着)は、あのような展開で仕方なかったとも思いますが、もう少し頑張ってほしかったですね。ただあの着順でしたから、今回は本当に挑戦者の気持ちです。レースまでの間に、時計よりも良いフォームで走らせることができたらと思っていたのですが、1度調教に乗りたいとジョッキーも言っていましたので、今週は横山(典)騎手が騎乗して追い切りました。数字的には速かったのですが、1コーナーの入りから良いフォームで走っていました。
まだ絶好調という感じではありませんが、柔らか味も出てきましたし、ジョッキーも良かったと合格点を出してくれました。能力的にはこのメンバーでも上位だと思いますし、前走で我慢する競馬ができましたので、そのあたりがうまく噛み合ってくれればと思います」
14日(木)に福永祐一騎手が騎乗して追い切った
ディアマイダーリン(牝3・美浦・菊沢隆徳)について、福永祐一騎手。
「単走の追い切りでした。前半はゆっくり行って終いだけのイメージで乗りましたが、気の良い馬で好時計が出ていました。馬なりでしたが最後まで動きが良くて、前向きな走りをします。想像以上にしっかりとしていて良い馬ですね。オークスには良いイメージを持っていますし、チャンスのある馬だと思います。
前走(フ
ローラS・GII・2着)は、ノリさん(横山典弘騎手)はスローを見越してあの位置取りでレースをしたのだと思います。出していくとハミを取るというのもわかりますね。それを考えると、あの形のレースで2着になったのは収穫だったと思います。前向きな気性が悪い方に出なければ、終いに脚を使えると思います」
キャットコイン(牝3・美浦・二ノ宮敬宇)について、二ノ宮敬宇調教師。
「先週少しやっていますので、今週(5/13)は馬なりで追い切りました。やれば動く馬ですので、サーッとやりました。放牧から戻ってきた時には430キロほどでしたが、在厩させていても体は減らずに維持できています。来週はジョッキーが乗って追い切る予定です」
ノットフォーマル(牝3・美浦・中野栄治)について、中野栄治調教師。
「ポリトラックで追い切りましたが、動きも良かったですし、息遣いも良かったです。ここのところ1マイルと長めから乗る昔ながらの調教をやっていますが、来週はダートコースで半マイルからやる予定です。理想は逃げの形の競馬ですが、掛からなくて乗りやすいですし、競って強い馬ですよ。レースまであと10日、無事に出走させられるように調整します」
トーセンラーク(牝3・美浦・菅原泰夫)について、菅原泰夫調教師。
「順調に来ています。距離の壁はあると思いますけど、それはジョッキーが考えて乗るでしょう。暖かくなってきたことで体調も上がってきましたし、雰囲気も良くなってきました」(取材・写真:佐々木祥恵)