浜中騎乗のサウンズオブアース(左)は栗東CWで文句なしの動きを見せた
重賞初Vを狙う昨年の菊花賞2着馬が好仕上がりだ。
サウンズオブアースは栗東CWで
ベストサーパス(6歳1000万下)を2馬身追撃すると、インに潜り込んで残り1Fで前へ。アッという間に抜け出し2馬身半先着した。6F82秒4-37秒7-12秒0。「いいですねぇ」と動きの良さに感嘆した藤岡師は、「時計もいい。文句なし」とうなずいた。
浜中も納得の表情で馬上から降りた。昨年のダービー11着以来となる久々のコンタクトに「動きが良かった。体質が強くなっていると思うし(馬体の)
バランスが良くなった。態勢は整っている」と成長ぶりを強調する。
菊花賞2着後は日経賞4着、天皇賞・春9着と振るわずにいるが、今秋の飛躍を描いて調整してきた。「春のような硬さがない。秋は時季的に合うのかな。いいコンディションだし、何とか賞金の加算を」。良績を残す京都の外回りコースでGI2着馬が反撃を誓う。
しっかりと攻めた。
カレンミロティックは栗東坂路で藤懸(レースは蛯名)を背に単走で追われ、4F52秒2-37秒8-12秒3。手綱をしごかれ、ステッキで鼓舞されると鋭く伸びて、前方で追い切っていた他厩舎の馬を並ぶ間もなく抜き去った。鞍上は「きょうの動きには何の不安もありませんね。反応がいいし、すごく走りも良かった。仕上がっていると思う。状態はいいですよ」と声を弾ませた。