(1)
ミコラソン=土曜朝はじっくりと厩舎回りの運動を行った。「ここまでしっかりとやってきた。状態は変わらないですよ」と小崎師は胸を張る。500万下の身分だが、「メンバー的に厳しいとは思いますが、スタミナを発揮できれば」と最内枠からの一発に期待していた。
(2)
サトノラーゼン=開門直後の栗東坂路でラスト1F14秒8。「特に硬さもないし、いい状態。以前よりカッカする面がましになっています。いい枠を引き当てましたし、ロスなく運べれば」と兼武助手。ダービー2着時も内枠からの好走だった。秋始動戦7着からの巻き返しを狙う。
(3)
タンタアレグリア=栗東のEでハッキング。「追い切りで速い時計を出しているので軽めで十分」と中村助手。3カ月半ぶりの前走が6着。「蛯名さんも“上積みがある”って言ってました。距離は長ければ長い方がいい。真面目に走らないからちょうどいい」と距離を歓迎した。
(4)
キタサンブラック=栗東の角馬場で体をほぐして坂路を上がった。今井助手は「落ち着きがありますね」と笑顔を見せる。休み明けのセントライト記念を制して迎える本番。「叩いた上積みは大きい。菊を意識した調教をしてきたし、距離は大丈夫だと思う」と自信たっぷりに語った。
(5)
ベルーフ=叩き3戦目で迎える大一番。決戦前日に栗東坂路でラスト1F13秒6と軽くしまいを伸ばした。兼武助手は「今までで一番というくらいの状態です。いい枠を引けましたし、スタミナはあると思うので、気難しい面を出さなければ」と集中力の持続を課題に挙げた。
(6)
レッドソロモン=栗東の角馬場を経て坂路で調整。「いい感じ。近走のなかでは一番いい状態」と庄野師は胸を張った。引き当てた3枠(6)番に「ここなら前の方でうまく運べると思う。瞬発力勝負では分が悪いが、スタミナを生かせる展開なら」と積極策からの好走を描いていた。