ノーブルサヴェージ(右)、フェルミアーク(左)(撮影:竹之内元)
今週は変則の3日間開催。東京は日曜(祝日)と月曜(振替休日)の開催になり、計4鞍のメイクデビューが組まれている。各厩舎の素質馬がスタンバイしており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【11月23日(日) 東京ダート1600m】
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フルミネブル(牡、父
Bolt d'Oro、母Thundering Sky、美浦・千葉直人厩舎)
今年のOBS
マーチセールで落札された米国産馬。父はサンタ
アニタダービーなどダートの米G1を3勝している。「乗りやすいし、従順なタイプ。いい馬っぷりをしているし、能力はありそうです」と千葉直人調教師。鞍上はA.プーシャン騎手が予定されている。
【11月23日(日) 東京芝2000m】
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ショウナンマルチ(牡、父
グレーターロンドン、母エンブレマータ、美浦・大竹正博厩舎)
伯母の
ブラックエンブレムは秋華賞の勝ち馬。いとこに重賞戦線で活躍した
ブライトエンブレム、
アストラエンブレム、
ウィクトーリアがいる。「一頓挫で予定を延ばしたけど、立て直してからは順調。デビュー前としては十分に動けている。まだ良くなってきそうだし、楽しみです」と大竹正博調教師。鞍上は横山和生騎手が予定されている。
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ノーブルサヴェージ(牡、父
リオンディーズ、母アグレアーブル、美浦・森一誠厩舎)
母は芝1800〜2000mで3勝。近親に米G1を2勝の
Love and Prideがいる。「大型馬で気性は穏やか。大跳びでトップ
スピードに乗るまでに少し時間がかかるけど、いい脚を長く使えそう。広いコースは良さそうです」と森一誠調教師。鞍上はA.プーシャン騎手が予定されている。
【11月24日(月・祝) 東京芝1600m・牝馬】
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フェルミアーク(牝、父
サートゥルナーリア、母フェルミオン、美浦・森一誠厩舎)
半兄に中山金杯3着の
ストレンジクォークがいる。伯父にNHKマイルCを制したタイキフォーチュン、いとこに高松宮記念を制した
セイウンコウセイなど一族にはGI勝ちの活躍馬が並ぶ。「蹄を傷めて再仕上げになるけど、手応え良く動けている。牝馬らしく、切れる脚を使えそうな感じがあります」と森一誠調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)