19日、04年愛知杯(GIII)を制したメモリーキアヌ(牝5、栗東・湯窪幸雄厩舎)が、23日付でJRA競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は繁殖入りする予定。
メモリーキアヌは、父トニービン、母バラワキ(その父Miswaki)という血統。半姉に94年阪神牝馬特別(GII)を勝ったメモリージャスパー(父イルドブルボン)がいる。02年9月にデビューすると2戦目で勝ち上がり。3歳時にはフリージア賞(500万下)、忘れな草賞(OP)と連続2着の後、迎えたスイートピーS(OP)で2勝目を挙げ、オークスにも出走(8着)。その後は低迷が続くが、新設された04年福島牝馬S(GIII)で3着に入り、1戦挟んで臨んだ、牝馬限定のハンデ重賞となった愛知杯(GIII)では、9番人気の低評価を覆し、重賞初勝利を飾った。以降は勝ち鞍には恵まれず、今月13日のエリザベス女王杯(GI-13着)が現役最後のレースとなった。通算成績33戦3勝(重賞1勝)。