最終レース終了後に揃って会見を行った、別府真衣騎手、根本康広調教師、藤田菜七子騎手。(撮影:武田明彦)
JRAで16年ぶりに誕生した女性ジョッキー・藤田菜七子騎手(美浦・根本康広厩舎所属)が、15日の高知競馬に参戦した。
同騎手は1Rでディープランマ(牝7、高知・打越勇児厩舎)に騎乗。スタートで遅れてしまい、6着という結果となった。
続く2Rでは、地元の現役女性最多勝ジョッキー・別府真衣騎手と初対戦。藤田騎手はエメラルドビーム(牝4、高知・目迫大輔厩舎)に騎乗し、直線外から脚を伸ばして3着に入った。別府騎手のウエスタンバラードは9着で、最初の女性騎手対決には勝利。
3Rでは、2歳時に北海道2歳優駿を勝っているメトロノース(牡10、高知・別府真司厩舎)に騎乗。好スタートからハナを奪ったものの、3〜4コーナーで別府騎手のアランルースらに捕まり、3着に終わった。アランルースはそのまま直線で抜け出し、見事優勝している。
また、JRA交流の4Rでは自厩舎のハナリュウセイ(セ5、美浦・根本康広厩舎)に騎乗したが、9着に終わった(別府騎手は4着)。
8Rでは、ゴールドゼウス(牡7、高知・那俄性哲也厩舎)に騎乗。直線で狭いところから脚は伸ばしたが、結果は3着馬とクビ差の4着となった。
そして最終12Rでは、フリークウェーブ(セ5、高知・別府真司厩舎)に騎乗。2番手につけて早めに先頭に立ったが、直線で遅れて6着に終わった(別府騎手は7着)。
結果、この日は6鞍で3着2回、また別府騎手との「女性騎手対決」は2Rと12Rで藤田騎手が先着、3Rと4Rで別府騎手が先着し引き分けとなった。