直線半ばで力強く抜け出したフォースリッチ(左)=中山競馬場
「3歳新馬」(中山4R・ダート1800m)
際立つ伸び脚で突き抜けた。世代最後のメイクデビューを制したのは2番人気の
ワークフォース産駒
フォースリッチ(牡、美浦・加藤征)。中団から勝負どころをスムーズに追い上げて、直線入り口では3番手の好ポジション。残り1Fでルメールの右ステッキが入ると、一気の加速で抜け出した。勝ちタイムは1分55秒3。逃げた3番人気の
ゴールドフォレストが4馬身差の2着。さらに2馬身差の3着は差し込んだ8番人気の
ムーンシャイナー。1番人気の
アジアハイウェイは6着。13年の朝日杯FSを制した
アジアエクスプレスを兄に持つ血統馬で注目を集めたが、好位追走から伸びを欠いた。
ルメールは「とても乗りやすくて、直線もいい脚を使ってくれた。ダートが良かったし、距離もこれくらいが良かった」と好評価。加藤征師は「内臓が弱くてここまで延びた。芝の長いところと思っていたが…。今後はどちらでも」と話した。