サクラゴスペル尾関師「暫定王者のつもりで」/スプリンターズS共同会見

2016年09月28日 16:40

尾関調教師が「その時々のペースに合わせて対応できるのがいいところ」と語るサクラゴスペル(撮影:佐々木祥恵、撮影日は9月22日)

 昨年のスプリンターズS(GI・芝1200m)2着のサクラゴスペル(牡8・美浦・尾関知人)を管理する尾関調教師の共同記者会見が行われた。

(8着だった前走の京王杯SC以来を振り返って)
「2走前の高松宮記念は時計が速かったですし、速いペースの流れに乗ったのとゴチャゴチャしたところもあって大敗してしまいました。前走はそのあたりがしっかり切り替えられるかがポイントでしたが、最後まで頑張ってくれてしっかりした競馬ができましたので、良かったと思います」

(京王杯SCからスプリンターズSに直行になったが?)
「昨年も安田記念からの休養明けで、このレースで良い結果(2着)を出せました。関東ですと北海道のサマースプリントのレースか、阪神を1回使うということになりますが、この馬のような気性であれば休み明けの方が良いというイメージですね」

(調整過程は?)
「北海道の牧場で乗り込んで、順調な流れから厩舎に引き継ぎました。ここまで順調に来たと思います」

(ウッドチップコースでの最終追い切りは?)
「調教では結構引っ掛かるので、併せ馬というより集中を切らさないように前の馬を追いかけて、馬体が合えばそれでもいいというイメージでした。前の馬もしっかり動けていたので、追いつくことはなかったですけど、最後まで集中した良い走りだったと思います」

(中山が得意な理由は?)
「もちろんスプリントでこれだけ結果を出しているのでスピードはあるのですけど、普段は気難しい面があっても競馬に行けば自在にレースがができるので、その時々のペースに合わせて対応できるのがいいところかなと思います」

(1つ年を重ねて、昨年からの変化は?)
「いい意味でさほど老け込んではいないです」

(レースのポイントは?)
「これまでの持ち時計からいってあまり速過ぎる決着は厳しそうですが、昨年くらいの時計であれば十分台頭できるのではないかと思います」

(最後に期待のほどを)
「レッドファルクスは17戦でサクラゴスペルは34戦と、年齢を重ねてきてゴスペルはレッドファルクスのちょうど倍のレースを走っていますが、昨年の勝ち馬もいませんし、暫定王座くらいのつもりで、しっかり仕上げて良い競馬をできるように頑張っていきたいです」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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