京都牝馬S、マイネサマンサ逃げ切って重賞初V

2006年01月29日 15:50

 29日、京都競馬場で行われた京都牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の4番人気{horse=2000101863:マイネサマンサ}(牝6、栗東・中村均厩舎)が好スタートから先手を奪うと、そのまま京都の長い直線を逃亡、後続の追撃を抑え押し切った。勝ちタイムは1分33秒5(良)。クビ差の2着には、同着で5番人気チアフルスマイル、9番人気メイショウオスカルが入った。

 勝ったマイネサマンサは、父ディアブロ、母はアオエトウショウ(その父トウショウボーイ)という血統。伯父に84年菊花賞で2着に好走したゴールドウェイがいる。03年3月のデビュー戦(阪神・ダート1800m)で初勝利を挙げ、続く500万下、忘れな草賞(OP)も制し3連勝を飾る。グランシャリオC(交流GIII)、秋華賞(GI)では共に5着と敗れたが、半年の休養を経て条件戦で力をつけ、05年に入りマーメイドS、府中牝馬S(ともにGIII)で2着と善戦。その後のエリザベス女王杯(GI)で14着と敗れたものの、前走の阪神牝馬S(GII)ではアドマイヤグルーヴの2着と好走していた。今回の勝利で重賞初制覇、通算成績20戦6勝(うち地方1戦0勝)となった。また、ディアブロ産駒はこれがJRA重賞初勝利。

 鞍上の岩田康誠騎手、管理する中村均調教師共に同レース初制覇。岩田康誠騎手はデルタブルースで制した04年菊花賞(GI)以来となるJRA重賞制覇で通算3勝目。中村均調教師は、マイネルハーティーで制した05年ニュージーランドT(GII)以来となるJRA重賞制覇で通算26勝目となった。

 なお、同日の東京競馬場で行われた根岸S(GIII・ダート1400m)を勝ったリミットレスビッドの鞍上は公営・大井所属の内田博幸騎手で、同日に東西重賞を地方騎手が揃って制したのはJRA史上初。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。