馬がカッカすることなく、ドッシリとしてきたイスラボニータ(撮影:佐々木祥恵)
6月4日(日)に東京競馬場で行われる安田記念(GI・東京芝1600m)に向けて、5月24日(水)に追い切った注目馬について、管理する各調教師のコメント。
イスラボニータ(牡6・美浦・栗田博憲)について、栗田調教師。
「前走のマイラーズC(GII・1着)は、結果を出すことができて良かったですね。1回レースを使っていますし、今週は気分良く走らせる追い切りでしたが、これで良いと思います。前走後もすこぶる順調に来ていますし、馬がカッカすることなく、ドッシリとしてきました。何の問題もなくここまで調整できていることが何よりだと思います」
ロゴタイプ(牡7・美浦・田中剛)について、田中調教師。
「今週はウッドチップコースの大外を回ってビシッと追い切ったのですが、乗っていて気持ち良かったですね。戻ってくる馬道では息遣いが荒いところがありましたが、すぐに息は入りました。以前は走りがバラバラになることもあり、さほど坂路では調整できませんでしたが、そういう面が解消されてきましたので、中間は坂路をいくらか増やしてやってきました。来週は感触を確かめる程度にジョッキーに乗ってもらうつもりです。昨年勝った時よりも良くなっている感触がありますし、完調に近い状態で送り出せそうです」
ヤングマンパワー(牡5・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「今週は良い内容の追い切りができましたし、来週は調整程度の追い切りで十分でしょう。今は体が増えていますけど、レース当日には前走くらいの馬体重になると思います。この時期は代謝が良くなるせいか、前走あたりから体の張りや走り方に変化が出てきて、絶好調ですね。時計の裏付けもありますし、58キロの斤量も経験していますので、楽しみにしています」
トーキングドラム(牡7・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「今週の追い切りは時計が予定より速かったですが、動きが良く、状態も良さそうです。3走前の阪急杯(GIII・1着)のように抑える競馬が板についてきていましたので、前走のような前に行く形は良くなかったと思います。うまく脚を溜めていければ一発がありそうですし、良馬場でやりたいですね。今回は石橋脩騎手の予定です」
(取材・写真:佐々木祥恵)